10月ももう終わり。大分寒くなってきました。先日は霰(あられ)もチラホラ。今年は冬が早いのでしょうか? そうそう、今年も無事に稲刈りを終えることができました。作柄は当初の予想どおり、品質・収量ともに平年を上回りホッとしております。うちのまっすぐ米を購入していただいているお客様から「今年の米は特に美味しいね」という声も寄せられていて、米農家冥利に尽きますね。
さて、話題はガラリと変わって、我が家のすぐ前を流れる「滝川」の話をば。この川はこれまで台風や大雨で氾濫することがたびたびあって、河川の拡幅工事が行われてきました。拡幅工事というと自然が壊される・・・ そんなイメージもありますが、実はこの工事が始まってからというもの鮭の遡上が見られるようになり、その数も年々増えてきているんです。良くぞここまで上ってきたものです。
写真は、我が家の育苗ハウス前の滝川の様子。ここでは鮭が何匹も群れていて、どうやらこの場所で産卵しているようです。最後の力を振り絞り、尾びれで川底を掘っている光景を見ていると、つい「がんばれ〜!」と応援してしまいます。鮭は産卵後、雄雌ともに力尽きて死んでしまうとのこと。生命の終わりと始まりの光景に感動さえ覚えます。来年もこの感動を味わえるよう、私たちも川をきれいにしていきたいものです。お米づくりにも欠かせない大事な川ですから。